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安土文芸の郷

2019.10.25

WRITTEN BY

りーしゅんライター

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『戦国ワンダーランド 滋賀・びわ湖』オープニングイベント【イベントレポート】

織田信長をはじめ、豊臣秀吉や明智光秀、浅井長政、石田三成、蒲生氏郷といった、錚々たる戦国武将が数々の戦闘を繰り広げ、戦国ゆかりの地として知られる近江の国・滋賀県。当時を物語る壮大な城や街並みは今もなお県内各地に残され、訪れる人に戦乱の世の息吹を感じさせてくれています。
2020年には明智光秀を題材としたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送もスタートし、さらなる注目を浴び、戦国ブームが起こること必須の滋賀県。

今回びわこビジターズビューローでは、そうしたブームを受け2019年10月22日~2020年12月末まで、滋賀県観光キャンペーンとして『戦国ワンダーランド 滋賀・びわ湖』という大型観光キャンペーンを企画しました。期間中は県内のいたるところで「見て、知って、食べて、作って」様々な体験を通し、かつての戦国時代を体感することができます。

10月22日(火・祝)にはこの華麗なる宴の始まりを祝し、安土文芸の郷にてオープニングセレモニーに加え、様々な催しが開催されました。当日は多くの家族連れなどで賑わい、会場内に現れた戦国武将のゆるキャラや甲冑を身にまとった人たちと写真を撮ったり、滋賀県ならではの食べ物を楽しむ様子が見られました。
そんなオープニングイベントにmoa編集部が取材に行ってきました!

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オープニングセレモニー

秋晴れに恵まれ、爽やかな風が駆け抜けたオープニングセレモニー当日、文芸セミナリヨには受付開始の10:00前から既に続々とお客さんが並び始め、あっという間に長蛇の列ができていました。オープニングセレモニーには事前申し込みをされた200名が入場可能。この大型イベントの開幕の瞬間に是非立ち合いたいと、県外からもたくさんのお客さんが駆けつけ、戦国ブームへの関心の高さが伺えました。

ステージにはご当地キャラや甲冑隊が登壇し、開幕を高らかに宣言しました。

びわこビジターズビューローの川戸副会長は「今回のイベントを通じて滋賀県の魅力を全国に発信していけたら」と話されていました。出陣式の最後には信長役の男性が音頭を取り、観客全員が「エイ、エイ、オー」という掛け声と共に拳を突き上げ、会場内は熱気で包まれました。

ロゴマークを手掛けた御歌頭氏のライブパフォーマンスに魅了!

続いてステージに登場したのは『戦国ワンダーランド 滋賀・びわ湖』のロゴを手掛けた御歌頭(おかず)さん。御歌頭(おかず)さんは、戦国武将を中心に動物や自然を題材とした生命力・躍動感に溢れる墨絵を描くパフォーマーです。墨に濃淡をつけない独自のスタイルで描かれる壮大かつ美しい世界観は、国内はもとより全国からも高い評価を得ています。

墨絵ライブパフォーマンスでは、縦8m・横3.6mの巨大な板に信長とその背景に安土城が力強く描かれました。真っ白なキャンバスに信長の象徴ともいえる鋭い目つきにマントがなびく様子、背景にそびえ立つ安土城が墨で描かれていく様は、まさに圧巻!

お笑い芸人のあの人も

特別ゲストとして、びわ湖大津観光大使を努めるお笑い芸人のテツandトモさんが登場されました。実はテツさんは滋賀県出身、おなじみのネタ「なんでだろう」で元気いっぱいに会場を盛り上げました。

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戦国にちなんだ催しがいっぱい!

隣の建物、あづちマリエートでは、チャンバラ合戦が行われていました。赤と白50vs50に分かれて腕に付けている風船を落とされたら負けです。剣を片手に小さな戦国武将たちが大暴れ!小学生以上が参加できる同イベントでは、童心にかえり戦に繰り出す大人たちの姿も。

多目的グラウンドには高さ11mの巨大なバルーンが出現!1585年、秀吉の家臣・中村一氏が築城し、1600年の関ヶ原の戦い後に廃城したといわれる水口岡山城を再現したバルーンは中はトランポリン仕様となっており、子どもたちが楽しそうに遊んでいました。

その他会場には、かつて織田信長が開いた施策・楽市楽座を思わせる賑やかなお店が約50店舗集結しました。

滋賀県の飲食店や各市観光協会によるブース、家紋スタンプでオリジナルのノートが作成できるワークショップブース、甲冑の試着体験などの体験ブース、戦国グッズの販売ブースなど、どのお店もたくさんの人だかりができていました。中でも気になるお店を編集部がいくつかピックアップしました!

2018年のみなくさまつり・健幸メニューグランプリにて見事グランプリを獲得した草津市の『川北精肉店』は、グランプリ獲得メニューの近江牛めし、そして近江塩麹を使ったジューシーな唐揚げを出品。ジューシーな肉の香りが食欲をそそります。

彦根市の『スイーツショップ トレフル』からは、滋賀の食材を使った生クリームたっぷりのクレープやタピオカドリンクを出品。食後のデザートとして大人気でした。

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『滋賀菓子工業組合』からは、滋賀羽二重餅をつかったモチモチ食感のプリン・湖の餅~tea~や、石田三成と豊臣秀吉が初めて出会った際に出したとされる三献の茶をモチーフに作られた三成マドレーヌを出品。

安土の老舗和菓子店『万吾樓』からは、しっとりしたパイ生地にたっぷりの粒あんを閉じ込めた信長軍パイなど、たくさんのお店で戦国にちなんだグルメが販売されていました。

手づくり甲冑の試着体験ブースでは、子どもたちが甲冑の試着体験をしている真っ最中でした。手作りとは思えないほどのクオリティの高さで本格的な甲冑を試着できた子どもたちは大喜び!

他にも、様々なグルメバトルで栄冠を収めたグルメやお米の美味しい滋賀ならではの「近江のもち麦」や可愛らしいご当地グッズなど…地域の温かみを生かした品々など紹介しきれないほどたくさんのお店が軒を連ねていました。まさに宴の始まりを祝すかのような盛り上がりに、今後の更なる戦国ブームへの期待がさらに高まる一日となりました。

戦国ゆかりの地巡りに出掛けてみては

『戦国ワンダーランド 滋賀・びわ湖』とは、戦国時代の史跡、逸話、伝承、人物などに焦点を当て、これらの魅力を体験いただけるよう、県内市外、観光関連団体、事業者等と連携した全県的な観光キャンペーンです。滋賀県各地で戦国がもっと面白くなる観光プログラムに加え、戦国武将ゆかりの地を巡るスタンプラリーや滋賀県の戦国時代にちなんだスポットを撮影してInstagramに投稿するInstagram投稿キャンペーンなどを実施。
これを機会に戦国武将ゆかりの地巡りをしてみてはいかがでしょうか。
公式サイトには、戦国時代を分かりやすいイラストと解説で紐解いた「近江戦国絵巻」も掲載されているので是非訪れる前の参考にされてみて下さい。
戦国ワンダーランド公式HP

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りーしゅんライター

2019年10月25日時点での情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、ご確認の上、おでかけください。
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店名安土文芸の郷
住所521-1321
近江八幡市安土町桑実寺777

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