3月28日、近江八幡市にある人気カフェ「merci」の2号店となる「café de Boku」が守山市にオープンしました。まるで外国のおうちのようなかわいらしい外観が印象的な「merci」は、身体想いの美味しい料理やインスタ映え必須のキュートなスイーツがSNSでも評判。
県外からも多くの客が訪れ、休日のランチタイムは予約をしなければ入れないほどの言わずと知れた人気カフェ。そんな「merci」の姉妹店となる「café de Boku」は古民家という和の空間を持ち味とし、1号店とはまた違った味わいでもてなしてくれます。そんな注目度高まる同店にmoa編集部が取材に行ってきました!
「café de Boku」があるのは「守山宿 町家 うの家」の敷地内
「café de Boku」があるのは守山市中山道にある「守山宿 町家 うの家」の敷地内。元内閣総理大臣 宇野宗佑氏が生まれ育った家として親しまれ、明治時代からは造り酒屋として利用されていたこともある同施設。現在は守山市歴史文化まちづくり館として、地域のイベントやワークショップで利用されるほか、レストランやカフェなども営業する複合型施設となっています。
同店は、そんな由緒ある建物の敷地内にある東蔵、「うの家」の左側に位置します。大正時代に建てられたこちらの建物はその昔、米蔵・漬物蔵として使用され、その外観からも歴史が色濃く感じられます。
敷地内には駐車場が無いため、同施設から徒歩数分の距離にある「中心市街地交流駐車場」をご利用下さい。こちらの駐車場で発行される駐車券を「うの家」に持参し、同施設を利用すると2時間まで無料で駐車することができます。
また、よく見ると店内のイスはどれも違うものばかり。「木の素材を生かしたナチュラルで素敵なイスをたくさん集めました。中には、1号店のある近江八幡市で仲良くして頂いているレストランの方から頂いたとっておきのイスもあります。」訪れた際には、お気に入りのイスを見つけてみては。テーブル席の他にカウンター席もあります。
ランチタイムのオススメメニューは、同店の和の持ち味を生かした心と身体に嬉しい一品「本日のボクごはん」
そんな同店で頂くお食事は主に和食となっており、「1号店は洋風、2号店は和の雰囲気を出すように違いを意識している。」とのこと。ランチタイムは「本日のボクごはん」(1,300円ドリンク付き、1,680円ドリンク・デザート付き)と「BOKUのオープンサンド」(1,200円ドリンク付き、1,580円ドリンク・デザート付き)の二つのメニューから選ぶことができます。
今回の取材で用意して頂いたのは、メイン料理が週替わりの「本日のボクごはん」。見た目からも華やかで盛りだくさんのプレートには、メイン料理の他に常時5〜6種類の和の副菜が添えられており、ごはんは玄米と雑穀ごはんから選択することができます。
元々健康志向で身体に優しいものが好きだという店主が想いを込めて作ったプレートには、地域野菜をふんだんに取り入れ、調味料も安心安全なものが使用されています。「お醤油を少し良いものにするだけでも、料理の味は全く違ってくるんです。私自身、添加物が苦手なので訪れる方にも身体に優しく美味しい食事を提供したい。」と語る店主。
この日のメイン料理は「鶏肉ときのこのはちみつ味噌焼き」。しっとりとした鶏肉にはちみつ味噌の甘味と塩気、香ばしさが優しい味わいを醸し出し、食べ応えも充分な一品。その他の副菜も野菜や豆腐、きのこの素材が持つみずみずしさや甘味、旨味などが最大限に生かされた味わい豊かなメニューとなっており、心と身体をほっこりさせてくれました。
その他ランチメニュー、「BOKUのオープンサンド」は東近江市にあるパン屋さんの黒米イングリッシュマフィンを使用し、こちらも好評だそうです。さらに今後は、ランチメニューに「キーマカレー」も加わるとのことなので、こちらも楽しみにしていたいですね。
食事だけでなくセットとなるドリンクメニューも楽しみの一つ。コーヒーや紅茶の他、ルイボスティーや黒豆ごぼう茶など身体想いの嬉しいラインナップとなっていますよ。また、セットのデザートは+380円でパフェorタルトに変更可能。
「merci」で人気のスイーツが同店でも楽しめる!
そして、「merci」といえばその愛らしいルックスからSNS映え必須のスイーツ!見た目はもちろん素材にもこだわったスイーツは、編集部も大満足の美味しさ。同店でも1号店と同じく、様々なスイーツが楽しめますよ。
まるで雲のような可愛らしいもこもこクリームがたっぷり載せられたいちごのパフェ(980円)は、大粒のいちごがキュートなアクセントに。
※季節限定なので時期によっては販売が終わっている可能性がございます。
中にもいちごやグラノーラがたっぷり盛り込まれ、様々な食感で舌を楽しませてくれます。また一口食べると、その濃厚なミルク感の虜になるソフトクリームは、乳脂肪の高い濃厚なクリームをこだわり抜いて選び、果物の甘味を邪魔しないさっぱりとした甘味となっています。こちらのパフェはテイクアウトも可能なので、お散歩がてら立ち寄ってみては。
今人気沸騰中の、バスクチーズケーキも楽しむことができますよ。スペインでもバルがひしめく美食の街、バスク地方にある古都サン・セバスティアンにある「LaViña」(ラヴィーニャ】というお店が発祥のチーズケーキで、「LaViña」のレシピにオリジナルの改良を加えたこちらのケーキは、焼きたては包丁を入れてしまうとチーズがとろとろすぎて溢れ出てしまうほど。
お店で提供されるケーキは一度寝かしたものとのことですが、頂いてみるとまるで濃厚なチーズが溢れ出てくるような至福の味わいに。バスクチーズケーキ独特の表面の焦げ目により香ばしさがプラスされ、いくつでもぺろりと食べられてしまいそうな究極のチーズケーキの味を堪能することができました。
テイクアウトも充実!
同店の入り口近くには、テイクアウトの棚が設けられています。色とりどりの宝石を散りばめたようなキュートなタルトや、ころんとしたフォルムがなんとも愛らしいスコーンなど。1号店でもおなじみのスイーツは、一目見るとつい連れて帰ってしまいたくなりますね。
これからの時季、もこもこのソフトクリームコーン(400円)を持っておでかけはいかが?ドリンクもテイクアウト可能。
他にも、3日前までの予約でお弁当も注文することができます。こちらは可能な限りご要望にお応えできるとのこと。
「ありがとう」が溢れる心和む優しい時間を
「お店に来て下さった方に帰り際、『ありがとう』と言ってもらえることが多く、その言葉がなにより嬉しいんです。」と笑顔で話す店主。
「1号店の『merci』に込めた『ありがとう』が溢れる店にしたいという想いは今も大切にしていて、来て下さる方に『ありがとう』の想いを込めて料理をして、『ありがとう』と言って帰ってもらう。そんな、フランス語で『ありがとう』を意味する『merci』が溢れるお店にしていけたら、と考えています。」
1号店と2号店の店名を続けて読むと「メルシーボク」。フランス語で、「どうもありがとう」となり、もっと『ありがとう』が溢れる意味になることも店名の由来の一つなのだとか。そんな温かな優しさ溢れる「café de Boku 」で、心和む優しい時間を美味しい料理やスイーツと共に味わいに訪れて。
ランチタイムは混み合うことも予想されるので、事前予約がおすすめです。
りーしゅんライター
店名 | café de BoKu(カフェ ドゥ ボク) |
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TEL | 077-596-3774 電話の際はモアを見たというとスムーズです |
住所 | 524-0022 守山市守山1丁目10-2うの家敷地内 |
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2024.04.23
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