創業100有余年、学校給食にも取り入れられている遠藤醤油。全国醤油品評会にて数々の賞を授与されるなど輝かしい経歴を持つ反面、過去には仕込みに失敗し、蒸した大豆を全て破棄してしまったことも。そんな試行錯誤を重ねて醤油づくりに挑む職人が自信を持ってすすめてくれたのは、地元産の丸大豆と小麦を100%使った「琵琶のしずく」。調理はもちろん、かけ醤油としても活躍する万能なこいくち醤油だ。

大豆と小麦を混ぜ、室で3日かけて作った麹を杉の大桶で2年以上寝かせて自然のまま発酵・成熟。最後に熱処理を加えることで製品が出来上がる。

かけ醤油や、卵かけごはん専用の醤油、ぽん酢など、種類も豊富。

【屋根の修繕】

蔵の屋根を修繕するか悩んでいた遠藤醤油。屋根には酵母菌が住んでおり、手を加えると醤油の味が変わることも。どうにか修繕を試み、研究を重ねて品質を守り続けている。