激変する歴史の中で他文化と交流しながら、独創的な世界観を生み出してきた韓国アート界には、静の中に潜められる動のエネルギー、「静中の動」の精神が垣間見える。とりわけ、人・文化の交流を通じた変容により、新たな美が生まれる一方、その動きの中で相対的に浮かび上がるアイデンティティや、変わらない伝統の精神性なども根底にうかがえる。その精神性の代表例の一つとして挙げられるのが、朝鮮白磁の「満月壺(MOON JAR)」である。満月壺は近年ジャンルを問わず、韓国のアーティストたちに通底する美・文化のキーワードとしてたびたび登場する。
本展では、静中動の視点から伝統を踏まえて、様々な表現・理論へと展開された韓国アート、主に陶を素材にした作品を中心に紹介し、その根底にある精神性と魅力について、歴史的に多くの接点を持つ日本のやきものとの関わりを通じて浮き彫りにする
《白磁壺》
朝鮮時代(18世紀)
日本民藝館所蔵
H32.7cm×MD12.5cm
《粉青刷毛目鉄絵文俵壺》
朝鮮時代15世紀後半-16世紀前半
日本民藝館所蔵
H24cm
《Pivot series 瀬戸際の風景3》
金愛榮(KIM, Ye young)
2022年
各H28cm×W10cm×D10cm(×3点)
《Tao_Kyoto(15)》
李承煕(LEE, Seung hee)
2018年
MUSEUM李朝所蔵
《一万個のプレゼント》
禹 寬壕(WOO, Kwan ho)
2014年
滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵
(アクリルケースのサイズ)
H59cm×W59cm×D5cm
《瞑想》
趙光勳(CHO, Kwang-hun)
2018年
滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵
H95cm×W65.5cm×D60cm
店名 | 滋賀県立陶芸の森 |
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TEL | 0748-83-0909 モアを見たというとスムーズです。 |
住所 | 甲賀市信楽町勅旨2188-7 |
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