近世は蒔絵の時代とも言えるでしょう。安土桃山時代、乱世の終息とともに有力戦国武将たちは城や邸宅、寺院や社殿の建設を手掛け、その室内の装飾から調度・飲食器にいたるまで漆芸を好み蒔絵で装飾しました。中世には寺社の器物や貴族の調度に限られていた蒔絵の範囲が、近世に入り大きく広がったのです。また、社会が安定し経済力が増すに従い、蒔絵はより多くの階層にも親しまれるようになってゆきました。本展は、高台寺蒔絵にはじまり、蒔絵が大きく展開・深化した近世初頭から江戸時代前半の蒔絵作品を中心として、新興の蒔絵屋と伝統的な蒔絵師という二つの流れを紹介し、続く名工誕生の時代までを展観します。重要文化財、石川県指定文化財を含む五十嵐派の名品24件、数寄茶人愛玩の嵯峨棗12件、また、綾杉地獅子牡丹蒔絵婚礼調度、紫宸殿蒔絵硯箱(共に重要文化財)などによる、近世初頭の蒔絵の魅力をご堪能下さい。(公式サイトより)
重要文化財 紫宸殿蒔絵硯箱 江戸時代 17世紀 個人蔵
枝垂桜蒔絵徳利 桃山時代 16世紀 MIHO MUSEUM蔵
店名 | MIHO MUSEUM |
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TEL | 0748-82-3411 モアを見たというとスムーズです。 |
住所 | 甲賀市信楽町田代桃谷300 |
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『音楽の絵本』はクラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と誕生しました。指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全