戦後の日本画の世界に大きな足跡を残した平山郁夫(1930-2009)。平山にとって、東西文化交流の道であるシルクロードへの旅は生涯を通してのライフワークでもあり、画業の中核を担いました。院展を主要舞台として確固たる地位を築いた平山は、《仏教伝来》(1959年、再興第44回院展)の入選を機に、仏教伝来の道・シルクロードを生涯のテーマとします。1968年にアフガニスタンを初めて訪れて以来、シルクロード各地を巡った平山は、40年間に百数十回を超え、その距離40万キロに及んだ旅の中で、歴史舞台や大自然、そして人々の営みを描き続けました。本年は平山郁夫生誕90年の節目にあたります。本展では悠久の歴史ロマンにより紡がれてきた大いなる道・シルクロードを旅した平山郁夫の足跡を、大作を中心に紹介し、平山の画業をふりかえります。「毎年のようにシルクロードを訪れ、今日までに八十数回もの訪問を重ねています。これだけシルクロードを歩いた画家は、日本にも、おそらく世界にもいないでしょう。(中略)運命の糸に導かれるように、やがて私はシルクロード各地を訪れ、東西文化交流の道を歩むようになりました。いま改めて思うのですが、私にとってのシルクロードは私自身の人生に続く道でもあるのかもしれません。」(公式サイトより)
《鄯善国妃子(楼蘭の王女)》1976年 箱根・芦ノ湖 成川美術館 蔵
《オリエントの曙》1971年 箱根・芦ノ湖 成川美術館 蔵
店名 | 佐川美術館 |
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TEL | 077-585-7800 モアを見たというとスムーズです。 |
住所 | 守山市水保町北川2891 |
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『音楽の絵本』はクラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と誕生しました。指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全