長浜市、伊吹山系に属する標高495mの小谷山。かつて、この地には日本五大山城の一つである小谷城が築かれていた。城主は浅井氏3代目の浅井長政。長政の妻であるお市と、茶々・初・江の浅井三姉妹ゆかりの地としても名を馳せている。長政は同盟を結んでいた織田信長と決裂し、1573年の「小谷城の戦い」にて敗北。城は領地と共に羽柴秀吉へ与えられた。1575年に秀吉が長浜城へ移り住み、小谷城は同年をもって廃城。時は流れ、1937年に国の史跡として指定され、磯石や土塁などと共に現在も遺っている。