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Patisserie LOHASSIER

2024.02.11

WRITTEN BY

高橋 有基

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Patisserie LOHASSIERが東近江市にオープン!クラブハリエ出身の夫婦が営むケーキ屋さん

1月27日、東近江市湖東町にクラブハリエ出身の夫婦が営むケーキ屋さん「Patisserie LOHASSIER(パティスリー ロハシエ)」がオープンしました!
国道307号線沿い、三角屋根の白い建物が目印の同店の扉を開けると漂う、あま~い香り。
世界大会出場経験など様々な表彰歴を持つお二人が、確かな技術で作り上げる「からだに優しい素材」と「地元の新鮮な素材」を生かしたケーキと焼き菓子は、どれもレベルの高さを感じさせるものばかり!
そんな話題必須の同店へ、おでかけmoa編集部が取材に行ってきました。
同店のイチオシ商品や店主の思い、今後の展望についてたっぷりご紹介したいと思います!

クラブハリエ出身の夫婦が営むケーキ屋さん

東近江市湖東町にこの程オープンした「Patisserie LOHASSIER」を営むのは、クラブハリエ出身のご夫婦 小林ひろ子さんと小林直記さんです。
クラブハリエで10年以上共に勤務されてきたお二人。お店のカウンター横には、お二人の確かな腕を感じさせる功績の数々が飾られています。

オーナーを務める奥様のひろ子さんは、30代という若さで飴細工の日本大会において優勝、イタリアで開催された同大会の世界大会でも入賞という華々しい経験を持たれています。
さらに、県内の優れた技術を有する若者に贈られる「おうみ若者マイスター」にも認定。

そんな若手実力派お二人の待望のセカンドステージへの期待は大きく、開業準備のため事前に実施したクラウドファンディングでは、目標額を大きく上回る反響があったといいます。
オープンしてまだ間もない同店ですが、地元の方はもちろん遠方から訪れる方やリピーターの方も多くいらっしゃるのだとか。

店名「LOHASSIER」に込めた想い

同店の店名である「LOHASSIER」は、ロハスとパティシエの造語。
ロハスとは、「lifestyles hearth and sustainability 健康で持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」の頭文字をとった略語です。

地球上にある環境問題や健康上の問題など、様々な問題解決には、私たち人間の日々の生活が大きく関わっています。
同店のオーナーである小林さんご夫婦は、自身のパティシエという立場を活かしてこうした問題へ取り組んでいきたいと考えられています。

目標の一つ「地産地消、地産他消」

同店が具体的な取り組みとして掲げている取り組みの一つは「地産地消、地産他消」です。
これは「地元の素材の素晴らしさをお菓子に生かすことはもちろん、地域の方だけではなく地域外のお客様にも生産者の思いや素材の持つ素晴らしさを伝えていくこと」を指します。

実は、お店のある東近江市はオーナーの小林ひろ子さんの生まれ育った場所なのだそう。
「自然に恵まれた滋賀には、素晴らしい素材がたくさんあります。そんな素敵な農家と直接契約することで、新鮮な食材を一番いい状態で届けてもらうことができるんです。いい素材を使うことで、お菓子の美味しさもぐんと上がりますね!」
と、素材の良さに太鼓判を押します。
ときには実際に現場へ出向き、素材の確かさを確認することもあるといいます。


素材の良さが光る、ショートケーキ

今の時期のオススメは、旬のいちごが光り輝く「完熟いちごのショートケーキ」(700円・税込) ※5月まで販売予定

湖東町にあるこぐま農園さんのいちごをたっぷりと使った同メニューは、酸味と甘みのバランスがとれたいちごの魅力を最大限に引き出した、至福の一品となっています。

思い出のメニューに、さらにエッセンスを加えて出来上がった同店特製ドーナツ!

奥様がクラブハリエ時代、毎日作られていたという「こだわりすぎの日牟禮ドーナツ」
素材へのこだわりと、ちょうどいい甘さと大きさ。
子どものおやつに安心して与えることができる同メニューに、さらに自身のエッセンスをプラスして出来上がったのが、「ロハシエ ドーナツ」(300円・税込)です。

小林さん曰く、ロハシエ ドーナツの一番のこだわりはお塩。
「使用しているお塩は、ミネラル分が多くとても美味しいお塩。塩にこだわることで、ドーナツが角のないまろやかな甘さに仕上がるんです。」とのこと。

原料の中ではわずか0.1%しか使用しないというお塩ですが、そのわずかな部分が味のバランスを大きく左右するのですね!
こちらのお塩を作られているのは、滋賀出身の塩職人さんなのだそう。

またすぐに食べたい!と思わせてくれるドーナツ

編集部も早速頂きましたが、しっとりとした食感とバターの香り高さがとても印象的でした。
食べ終わった後も優しい甘さと豊かな香りが口の中でいつまでもこだまし、「またすぐに食べたい!」と思わせてくれるドーナツでしたよ!

ロールケーキの概念が変わる!人気のロハシエ ロール

オープン以来一番人気な商品「ロハシエ ロール」(2,200円・税込)
新鮮な地元卵をたっぷり使用した生地がミルキーな生クリームとカスタードクリームを優しく包み込み、食べた方から「今まで食べてきたロールケーキの概念を覆された!」との声も。

編集部も頂いたところ、丁寧にきめ細かく作られた上質な舌触りの生地×上品な甘みのクリームとの見事なコンビネーションに感動しきりでした!
飽きのこない美味しさと食感が癖になり「あともう一口……」が止まりませんでした。

ロハシエ ロールには、お一人様サイズ(600円・税込)も。

まるで芸術作品のようなケーキの数々

この他にも自家製コンフィチュールを使用した華やかなチーズケーキ「W・フロマージュ」や厳選した宇治抹茶を使用した「トリュフ(宇治抹茶)」など、常時5~6種類のケーキがラインナップ!

どのケーキも、随所に技の光る芸術作品のような完成度。
ケーキを選ぶひとときまで、幸せ色に染めてくれます。

焼き菓子を持って公園でピクニックもオススメ!

同店の近くには、昨年度までイルミネーションが実施されていた大きな公園もあります。

「ロハシエ ドーナツ」の他にも、同店にはカヌレやタルトなど美味しそうな焼き菓子がラインナップされているので、同店で購入した焼き菓子を公園に持ち込んでピクニックするのもオススメですよ!

誰でも訪れやすいお店でありたい

同店の持ち帰り用の紙バッグはグレー調のシンプルな仕様となっています。
「女性はもちろん男性にも訪れてほしい。そのために、あえて性別を感じさせない仕様を採用しました。」と小林さん。

こうした細やかな配慮も、訪れる方には嬉しいですね!

ケーキを美しく魅せる、シンプルな空間

こだわりは、店内にも。
同店の基本カラーは、白とグレーの2色。
清潔感溢れる店内に足を踏み入れると、ガラスカウンターの中のケーキが、宝石のように光り輝いて見えます。
「主役であるケーキが美しく魅えるように、建物はあくまでもサブ。ケーキが美しく魅えるカラーが白とグレーなので、この2色を基本カラーとして採用しています。」とのこと。

訪れた際には、このこだわりの空間の中で輝くケーキたちの姿を、ぜひその目で見て楽しんでください。

今後の展望

最後に、今後の展望についても伺ってきました!

「今後は今も問い合わせのあるバースデーケーキの需要にも、事前予約制で応えていきたいと考えています。またイベントでの利用も前向きに検討し、地元の方に愛されるお店になっていきたいですね。
定番商品の他に季節商品もラインナップしていくので、ぜひ訪れる度ラインナップの変わるケーキの種類を楽しんでほしいです。」

東近江の豊かな自然の中に佇む、ロハスな考え方を大切にするケーキ屋さん Patisserie LOHASSIER
素材へのリスペクトを掲げながら、ほんの少しの手間も惜しまないお二人が作り出すワンランク上のお菓子たちを、ぜひ味わいに訪れてみてください。

WRITTEN BY

高橋 有基

2024年02月11日時点での情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、ご確認の上、おでかけください。
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店名Patisserie LOHASSIER
住所527-0112
東近江市南花沢町600-1

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