スタジオ完成披露が目前と迫るなかでの対談

4月25日・スタジオ完成披露が目前に迫った19日、ユーストン本社へおでかけmoa三尾編集長と編集部が訪れると、スタジオの入る予定の階はまだまだ工事中。

「いや～、せっかくうちのカメラマンも今日はスタジオのいい写真を撮りますねーと言ってたのに、工事中でどこ撮りましょう。」と、軽快なジョークを飛ばすおでかけmoa三尾編集長。
川本さん曰く、ウクライナ情勢やコロナ禍の影響もあり工事が思うように進まず、現在必死に工事を進めている際中なのだとか。
そんな工事の音が響き渡るなか、お二人の対談が始まりました。

滋賀最大規模の収容・設備を誇るユーストンのライブハウス

おでかけmoa・三尾
「ユーストンといえば、僕の若いときのイメージではライブハウスしか知らなかったんですが、この仕事をして、勇さんと出会ってから、このビルがユーストンビルだということを初めて知りました。」

川本さん
「2005年にここのビルを建てて、そのときはライブハウスが中心。テレビ番組やラジオ番組の制作を行うスタッフなんてほぼいなかった。そこから番組が徐々に増えていって、今は6～7番組の制作をここで行っていますね。ここまでくるのに、17年以上かかったね。」

ユーストンのライブハウスは最大400名まで収容が可能・滋賀最大規模となっており、地元ミュージシャンはもちろん、クロマニヨンズや木村カエラさん、斉藤和義さんといった誰もが知る全国規模のミュージシャンも多く訪れてきたのだといいます。

川本さん
「ユーストンのライブハウスができるまで、石山というのは京都大阪など遠方へ向かう人がただ通り過ぎてしまうだけの街だったが、こうして著名な方が多く来てくださったことで、若い方たちもライブを見に来る目的で訪れてくれるようになり、石山の人の流れがやっと変わってきたかと思いますね。」

おでかけmoa・三尾
「全国的にも、音楽好きの人たちからすると石山ユーストンってよく知られていますもんね。」

川本さん
「滋賀のライブハウスというと、それまでは小規模なものや設備が整っていないものが多かった。それだと、アーティストに不自由さを感じさせてしまう。だけどユーストンができたことで、滋賀に本格的なライブスタジオができたといって、京都大阪から多くのイベンターたちが訪れ使ってくれるようになったんですよね。」

規模や設備だけでなく、JR石山駅から徒歩数分かつ国道一号線に面しており、電車や車でも訪れやすいといった交通側面も大きな勝因だったといいます。

コロナ禍で大打撃を被った、ライブハウスとメディア業界

そんなライブハウスで名を馳せたユーストンが新たにスタジオを作る。
そこにはどんな経緯や想いがあったのでしょうか。

「これには、やらざるを得なかったという側面があるんです。」と苦い表情を浮かべる川本さん。
「まず思い出していただきたいのが、新型コロナウイルス感染が広まりだした当初。皆さんもご記憶にあるかと思いますが、まずはじめに叩かれたのがライブハウスでした。
ライブハウスで新型コロナウイルスのクラスターが発生したことで、一気にライブが無くなりました。ひどいところでは閑古鳥状態。ユーストンも番組制作でなんとか経営を持たせてきましたが、当然ライブハウスが無いことで収益は下がる。
さらに三尾さんもご存知のように、テレビ番組もスタジオ収容人数の上限やロケに行けなくなることで大きな痛手を被りました。
弊社も番組休止をやむなくされるなどして利益減に。そこで何か手を打たないと！と思い立ち、補助金や自己資金を費やして、一気に今回の改革へと踏み切ったんです。」

コロナ禍のピンチをチャンスに！

これまでテレビ局で行ってきた収録も、自社映像スタジオを持つことで円滑化が可能に。
さらには国道一号線側にはデジタルサイネージを設置。スタジオ収録の様子を外の画面で流すことで、さらなる発信力の増加を狙うとのこと。
川本さんのお話のなかで「ピンチはチャンス」というお言葉が何度もありましたが、まさにお言葉通り。

コロナ禍というマイナス面からの、華々しい大躍進といえますね！

スタジオは一般人も利用可能

さらにこちらのスタジオは、なんと一般の方も利用可能。貸しスタジオとしての利用のほか、今後設置されるＰＪ（プロジェクター）という大きな画面を使用して講義をすることも可能だといいます。

おでかけmoa・三尾
「最近ではファイナンシャルプランナーの方の勉強会も流行っているので、そうした目的で利用してもいいですよね。」

川本さん
「そうした講義をここでなら、高画質かつプロフェッショナル仕様でできる。マイクやプロジェクターを利用することで、記憶にも鮮明に残せます。」

平日だけでなく土日も、ユーストンへ問い合わせればいつでも利用ＯＫとのことなので、是非目的に合わせて、大いに活用していきたいですね！

4月25日より新たなYouTube情報番組「びわモニ」がスタート！

そんな新生スタジオで初めて収録される番組が、4月25日（月）スタートの情報番組「びわモニ」です。
こちらの番組は月曜から木曜まで毎朝9時から10時まで1時間、YouTubeチャンネルにて放送されます。さらに生放送で配信されるという面白みも魅力の1つ。

→びわモニYouTubeチャンネルはコチラから

スタジオテーマは、Garden cafe

スタジオのテーマは、Garden cafe。
このテーマへの想いを川本さんにお聞きしてみると、「朝のGarden cafeのようなイメージですね。そこにはたくさんの人が集まってきて、交流・新たなビジネスが始まる。いってみれば、朝活のようなものですね。番組を見てほしいという想いももちろんありますが、それ以上にここに集う人たちと次にどんなことができるのかといったことを楽しみにしています。仕事で会っている方たちとはまた違った方とお会いすることで、より人間の幅も広がり、それを参考にしてクリエイティブな部分も磨かれるのではないかと思っている。」

石山に新たにできる、みんなのGarden cafe。
スタジオ収録は生放送なので、当日の飛び入り参加も大歓迎とのこと。
思いつきで、ふらっと朝から生放送にお邪魔して出社。なんて贅沢すぎる朝活も、この時代だからこそ味わえる醍醐味。

新たな改革を迫られているユーストン

川本さん
「まずはこの番組を始めることで、このスタジオを使ってどういう番組ができるのか、イメージしてもらって、多くの方に利用したいと思ってもらえるようにしたいという目的があります。」

さらに地上波テレビが主体だった時代は今や過去、現代はYouTube、SNSなど情報取得のための手段が多岐に渡ってきていることも、今回の改革に至った所以だったと振り返ります。
「ユーストンも地上波だけでなく他の手段にももっと目を向けなくてはいけない。そのための改革を迫られている。WEBは避けて通れない。」と川本さん。
川本さんのお言葉に、おでかけmoa創刊当時よりWEBとの連携を常に心がけ集客販路を築いてきた三尾編集長も、大きく頷きます。
さらに「初めてびわカンを見たとき、過去のロケもたくさんあって宝の宝庫だと思いました。これをもっとWEB化して過去の放送も気軽に見られるようにしていけば、びわカンの認知度はもちろん、滋賀の良さもアピールできることに繋がると思いますね。」とユーストンの今後に期待を込めます。

数々のテレビ番組制作に加え自身もアーティスト活動を行うなど、常にクリエイターとして様々な側面から関西メディア・滋賀を盛り上げてきた川本さん。けれど、WEBの世界はまだまだ未知だといいます。
「未知の世界ではあるが、経験とクリエイターとしての能力には多少自信がある。何もやらないよりは、まずやってみようと思う。」

『びわモニ』最終日・木曜担当は・・

そして最終日の木曜を担当するのは、我らがおでかけmoaの三尾編集長。
「三尾さんの街ネタは面白い。おでかけmoaと全面タッグを組むことで、金土日におでかけしたい場所の情報・街ネタを提供してもらえれば。」と期待を込める川本さんに、「最初の放送日には、面白いお土産を持っていきたいと考えています。お楽しみに。」と微笑む三尾編集長。
面白いお土産とは一体何なのか・・乞うご期待！

番組で川本さんの相方を務めるのは、ライブハウス店長かつユーストン立ち上げから携わっているというアカシさん。
「アカシがくることで、ミュージックやアートなど多方面からのコラボも期待できる。朝からライブをしたりする面白い展開もやってみたい。」
番組主題歌は川本さん自らが作詞作曲した『おはよう』
滋賀の朝を爽やかに彩るサウンドにも期待度◎。

SHIGA GET BETTER！IF YOU WANT IT（滋賀は良くなる。ただし、みんなが望めば）

『びわモニ』のポリシーは、「ニュースで滋賀を語って、皆さんに関心を持ってもらう」こと。
川本さんは、その想いを「SHIGA GET BETTER！IF YOU WANT IT」という標語に託しています。

「これは1970年代のベトナム戦争時代、ジョンレノンとオノヨーコが『WAR IS OVER ！IF YOU WANT IT』（戦争は終わる。ただし、みんなが望めば）というポスタープロジェクトを行ったのですが、その言葉をもじったもの。
当時この言葉にとても感銘を受けた。
これと同じで、滋賀もみんなが望まなければ良くならない。
『少しでも滋賀を良くしたい』とたくさんの方に望んで頂くまでには、メディアの責任はとても大きい。
今のメディアがそれを果たしているかどうか、ちゃんとこの代で検証していこうという高い志を持って、この番組を作り、滋賀のことを話していきたい。飲みの場で、京都大阪や東京の話ばかりでなく、もっと滋賀の話やこの番組の話をしてもらえるようになれば。」
こちらの標語はびわモニ特製エコバッグにもデザインされています。

気になる『びわモニ』の詳細に迫る！

さらにスタジオで初収録される番組『びわモニ』の気になる中身についても伺ってみることに。

「番組では、月曜から木曜まで毎日ゲストが入れ替わります。
まず月曜は元湖南市長・谷畑英吾さん。火曜は現守山市市議会議員・川本航平さんが担当して下さいます。

月曜のテーマは滋賀県の政治です。県政について興味を持っていない人があまりに多すぎるがそれではだめ。」と語る川本さん。
これに対して「メディアも世論が興味のあるものしか発信しなくなってきている。視聴率ばかりに囚われすぎている。」と三尾編集長も同意。
「みんなが興味のあるものしか発信しないのではなく、メディアが世論を引っ張っていかなくてはいけない。滋賀がこうあるべきだ！と作り手が思いながら作っていきたい。」と志気を語る川本さん。

火曜担当の川本さんは、実は川本さんの親戚でもあるのだそう。
「若き政治家である彼の存在は、滋賀にとって、とても大きいと思う。若い政治家がどんな想いを描いているのか、聞いていきたい。」

水曜はゲスト枠。
「いろいろな人とやっていきたい。なかでも滋賀に数少ない女性コメンテーターを育てる場にもできれば。他にもアーティストの起用も考えている。」
ちなみに第一回目ゲストは『比叡ゆば本舗ゆば八』取締役会長・八木幸子さん。
現在76歳でありながらバリバリ現役を貫いている、八木さんの力の源に迫れれば、とのこと。

まずは『びわモニ』のYouTubeチャンネル登録を！

番組はYouTubeで視聴できるので、まずはチャンネル登録を。見逃し配信は一週間まで可能。
Twitter、Instagram、ブログでも情報公開されるとのことなので、こちらも要チェック！いいね・フォロー必須。

さらに生放送ということなので、本番中に寄せられたコメントもどんどん紹介していきたいとのこと。あなたの意見で『びわモニ』をさらに盛り上げていきましょう！

→びわモニYouTubeチャンネルはコチラから

「皆さんが望めば滋賀は良くなるんだよ」という想いで作っていく！

最後に、川本さんにこの新たなスタジオと『びわモニ』に寄せる意気込みについて語って頂きました！
「私も初めての経験ですが、クリエイターとしてこのYouTube生放送に挑戦してみたくなった。生の皆さんの意見をどんどん紹介していって、みんなで作る番組にしたい。『皆さんが望めば滋賀は良くなるんだよ』と想いながらやっていきます。
また、是非こちらのスタジオ　Gardenカフェにも遊びに来てください。メディアは人と人とを結びつけるのが仕事。来ていただいた方と放送後、コーヒーでも飲んで朝活しながら一緒に新しいビジネスを考えていく、なんてこともしたいと考えています。」

是非月曜から木曜、朝9時からは『びわモニ』をお忘れなく。
ユーストンの新生スタジオから始まる、新たな滋賀。
あなたはどんな滋賀を望む？その答えを、ユーストンと共に創造していきませんか。