SDGsとは「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称。17の目標を掲げ、貧困や気候変動など、世界のあらゆる社会問題を解決し、持続可能な社会をつくるためのビジョンのことで、滋賀県のSDGsに取り組む企業をインタビューしました。
記念すべき第1回目は「株式会社 平和堂」です。
インタビューに答えてくださったのは、
「株式会社 平和堂」
代表取締役社長執行役員
平松 正嗣 さん
株式会社 平和堂 とは
1957年、彦根市で創業。滋賀県を中心に2府7県で157店舗を展開。グループ企業には、ファミリーレストラン「ココス」をフランチャイズ展開するファイブスターや、スーパーの丸善、平和書店などを展開するダイレクト・ショップなど、幅広い業種の運営を行い奉仕の輪を広げている。
地域になくてはならない存在を目指し、地域共創を続ける平和堂
Q.
いまや滋賀県だけに留まらず近隣府県まで身近な存在の「平和堂」ですが、さらなる今後の経営方針やビジョンをお教えください。
A.
平和堂は、彦根で「靴とカバンの店」として始まり、60周年を迎えた時に100年企業を目指しました。地域の人や社会の元気を実現するため生活全般に目を向け、地域の人や行政・企業・大学等と連携しながら、地域と共に生活を創っていく「地域密着のライフスタイル総合（創造）企業」を掲げ、「健康」「子育て」「高齢者」のテーマを集中的に結びつけて取り組みを行っています。
Q.
moaの読者層にも多い子育て世代に関する取り組みはありますか。
A.
21万人にご登録いただいている平和堂アプリ「らぶきっず」では、出産前〜小学6年生までのお子様とご家族様を対象に、子育てに役立つクーポンの配信や、店舗でお昼寝アートなどの無料イベントを開催しています。また滋賀県が制定した、子どもの笑顔を増やす「すまいる・あくしょん宣言」に賛同し、地域子育て情報誌「ママパスポートコミュニティ」との共同企画や、地域団体と連携した親子ワークショップを行い、お店がコミュニケーションの場にもなることを目指しています。
らぶきっずの親子で作るアートイベントの様子。一緒に作りながら子どもの成長を感じ、記録することができる
すまいる・あくしょん取組宣言
「すまいる・あくしょん宣言」に賛同し、子どもたちが安心できて、頼りになる店づくりを目指す
Q.
昨今の様々な事情で直接お店に行くことができない方もおられるかと思いますが、何か対応策はありますか？
A.
子育て中の方から高齢者の方まで、滋賀県在住の方はどなたでも、電話一本で買物代行と商品を配送する「ホーム・サポートサービス」を11年前から行っています。またご入会手続き時、母子健康手帳をご提示で、配送料金10回分無料クーポンを進呈しています。その他にも店頭でお買い上げいただいた商品をご自宅までお届けする「手ぶらで楽ラク配達」サービスも行っています。
ホーム・サポートサービスのトラック
水口町と信楽町では、毎週月〜土曜の10時〜16時半まで「移動販売」も行っている
Q.
子どもたちに向けた「健康」や「食」への取り組みについてはいかがですか。
A.
店舗近隣の小学校3〜4年生を対象に、お店の仕事や環境について学んでもらう「おしごと&エコくらぶ」を開催しています。また滋賀県社会福祉協議会を通じて、滋賀県下の「こども食堂」でそれぞれが必要なものを買い揃えてもらえるよう、平和堂商品券の寄付や、お店や社内での募金も行っています。昨年度はコロナ禍で困窮されている世帯の子どもへの募金活動も行い、年間で約200万円の募金と約600万円の商品券をお届けしました。
Q.
最後に、子育て中の方々へメッセージをお願いいたします。
A.
子育てを自分だけで悩むのではなく、分かち合えたり上の世代の知恵が得られたりするコミュニティの場にお店がなればと考えています。お店に来る目的は「買い物以外」で、さまざまな問題解決ができる場所を目指し、そのために「お客様の生の声」をたくさんいただきたいと思っています。
【NEWS】
約15ℓ大容量「保冷レジカゴバック」を平和堂・エールの159店舗で発売開始！
上部の写真で平松社長が肩にかけている、平和堂オリジナル・保冷機能付きレジカゴ対応バッグ。カバンの中は保冷シートで汚れにくく、外側のさりげない「はとっぴー」がポイント。ポケット付きで便利！
前
後
平和堂のSDGｓ宣言！
コチラもチェック！
WEB&フリーペーパー おでかけmoa編集部
| 連載 | 滋賀県のSDGsに取り組む企業インタビュー |
|---|
