「小さな子どものうちからアートに触れさせたい!」「美術館に連れていきたい!」と感じるパパママは多いはず。だけど、実際に美術館へ連れていくと子どもが騒いだり走り回ったり……ゆったりアートを楽しめず、かえって気疲れしてしまった経験があるのでは?
今回は、そんなパパママに朗報! 草津市のTent10(テントテン)にて、「しがクロッキー部 and friends展(入場無料)」が7月3日(月)〜7月8日(土)まで開催されます。
メンバーほぼ全員がママのしがクロッキー部
イラストレーター・まちょさんを中心に活動されているしがクロッキー部は、絵が好きな大人たちが毎月自由にクロッキーをしながら交流するアートサークル。メンバーのほぼ全員がまだまだ小さな子どもを抱えるママさんが多いのが特徴であり、毎月のクロッキー会は子連れも可能とのこと。
今回の展示会場も「同じ小さな子どもを持つパパママが、子どもとゆったりアートを楽しめるように」という思いから畳の部屋で行われ、赤ちゃんを昼寝させたり、1階のカフェで購入したドリンクやフードを持ち込むことができるようになっています。
また、子どもが遊べるスペースなど親子でゆったりとアートに親しめる工夫が凝らされており、ママならではの視点の詰まった温かな美術展です。
※クロッキー……対象を素早く描写すること
私も、早速開催日当日に子どもを連れて遊びにいきました。
レンタルギャラリー&カフェの「Tent10」は南草津Bb向かいの歩道を少し入ったところにあります。
店内にある展示会場へと続く階段。すでにアートな雰囲気が漂っています。
クロッキー部によるさまざまな作品
クロッキー部の皆さんが自慢の作品を持ち寄ったという今回の作品展。
ほんわか優しい水彩画や繊細な油絵など、さまざまな手法で描かれた絵が展示されていました。
それぞれの作家の個性が滲み出た味わい深いものばかりで見入ってしまいます。
クロッキー部員のお子さんの絵も展示されていました。
タイトル通り夏休みの楽しさが伝わってきますね。
こちらはぬいぐるみコーナー。
麻やフェルト、タオル生地など様々な布で作られた愛らしいぬいぐるみたちは子どもたちにも大人気。
スパイダーマン……とかげ……? 遊び心溢れる作品に親子で会話も弾みますね。
おままごとコーナーもありましたよ。
作品は1階にも展示されています。
以前は壮大な空間アートを制作していたという宇野裕美さんによる、フレームを使った小作品。フレームの中いっぱいにビーズや花などでキュートな世界が表現されています。
七夕が近いということで、可愛らしい七夕かざりも展示されていましたよ。
七夕かざりは家でも制作できるように、型紙と工程の書かれた用紙もありました。
まちょさん作「くさつさんさいな」の塗り絵で遊ぶ子どもたち。私がゆったりアートを楽しんでいる間に、気付けば我が子も他の子と混じって塗り絵を楽しんでいました。
帰りの車中でもアートの刺激を受けたのか、ずっと塗り絵をしたり絵を描いていた我が子たち。こうして気軽にアートに触れられる経験はパパママにとって、本当にありがたいですね。
「子どもを産んでから作品作りの時間は減ってしまったけれど、好きな絵を無理なく出来る範囲で仲間と楽しんで、これからも作品を発表できる場を作っていきたい」と話すまちょさん。
クロッキー部は誰でも参加可能とのことです。
7日(金)は19時~24時にNightCafeを開催、最終日の土曜は16時まで開催とのことなので、ぜひ期間中にゆったりアートを親子で楽しんでください。
次回作品展は秋に開催予定、ハロウィンをテーマに親子で遊びながら楽しめる作品展を考えているとのことなので楽しみにしていたいですね。
(文・写真:りーしゅん)
2017年07月04日時点での情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、ご確認の上、おでかけください。
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